ぼくのApple Music Life 5月15日(日)

投稿日: カテゴリー: Journal, ぼくのAppleMusicLife, 安井

1月にアテネでやった「シネ砦」発刊イヴェントの第2ラウンドということで、Nobody4人 VS. シネ砦4人の座談会をやった。なんだか経験談とか最近の悩みとか自分のことばかり話していたような気がするけど、まあいいか。そこで、どういう話のながれだったか、欅坂46のデビュー・シングル「サイレント・マジョリティー」が話題になった。世間の同調圧力に屈することなく個人を解放せよというメッセージ・ソング。宇野常寛が朝日新聞の夕刊で、そのメッセージを起業への薦めと解釈し、そこに作詞の秋元康のアイロニーを読み取っていたが、個々の力を信じて結集せよというSEALDs的な国会前デモ参加の薦めという意味に取れなくもない。まあ、どっちでもいいけどね。アイドルらしからぬシリアスな顔して踊る振り付けが、なかなかよいので、You TubeのPVをリンクしときます。 座談を終えたあとの飲み会で「Apple Music Life」っての始めたよって言ったら自然と「最近、なに聴いてる?」って話になった。ぼくが「Hip Hop経由のJazzとMetal」って答えたら、Nobodyの田中君がMetalに俄然喰いついてきた。Nobodyのほかのメンバーが「こんな饒舌な田中見たことない」と言うほどで、その盛り上がりは雑誌の企画に発展するほどだった。そこで田中君も知っていたバンドと、知らなかったバンドの2組を紹介しておこう。

 

はっきり言ってMetalなんて興味なかった。あの様式美をよしとするところや、やたらと長いナルシシスティックなギターソロ。むしろ積極的に嫌いだった。その認識を一変させたのがDjentというMetalのサブジャンルだった。Wikiによれば、Djentとは、7弦もしくは8弦ギターの低音弦上でのパワーコードとブリッジミュート(倍音を抑え、低音を強調するために用いる奏法)によって得られるディストーション・サウンドを擬声語としてあらわしたものだそうだ。まあ、ガッガッガッとかギャッギャッギャッとか、そんな感じ。とにかくその代表格であるスウェーデン出身のMeshuggah(メシュガー)の20分の大作「I 」を聴いてみてほしい。これでもかとめまぐるしく変わる曲展開、たたみかける破壊的な重低音のリズムを強調したリフ、中期クリムゾンもびっくりの変拍子の嵐、ヴォーカルは終始一貫デスヴォイス。そこにはもはや一般的にイメージされるMetalの姿は微塵もない。

 

続いては 、田中君も知らなかったギターふたりとドラムひとりの変則的な編成のアメリカ出身のインストゥルメンタル・バンド、Animals As Leadersのファースト・アルバム。とにかく7弦だか8弦だか知らないけど、ふたりのギタリストによって次から次へと繰り出される超絶技巧に只々唖然呆然。ハードコアでプログレッシヴでフュージョンで、ときにエクスペリメンタルな要素もあり。その抜群のテクニックにしても「おれたちこんなんやってますけど、なにか?」って感じで、いたってクール。ドヤ顔一切なしなのがよい。これまでに3枚のアルバムを出しているけれど、どれもハイレベル。